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2012年10月 5日 (金)

ミュージカル「銀河鉄道に乗って」

この作品は2002年に上演されましたミュージカル"Kenji"を改定・改題したものです。原作は、宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」で、内容も原作に沿ったものとなっています。初演時とは出演者の人数がかなり違い、それに合わせて台本をあらためて書き直したためタイトルも差し替えとなりました。台本として見ればかなり変わっていますが、音楽はほぼ前回の通りです。それでも一部変わったところもあり、新たに挿入した部分もあり、音そのものもあらためて再録音いたしました。音楽は、いわゆる作曲だけでなく、本番で使用する音をCD-Rにまとめるところまで担当していますので、汽車の音など効果音も入っています。

121007このバージョンは、旭市の市民ミュージカルの公演のためのもので、出演者は原則市民公募に応募した人たちです。チラシの写真を載せておきましたので、どんな感じかはおわかりいただけると思います。 

音楽は、コンピユーター、音源モジュールを用いた、いわゆるDTMで製作されています。音色としては、ドラム、ベース、ピアノ、ギター、シンセサイザーというバンド編成に、ストリングス、フルート、クラリネット、サックスあたりの音色を加えています。原作は架空の国の物語なのですが、イメージ的には南欧の感じに近いと思います。音楽的にもイタリアのロック・ミュージック(!)にありそうなタイプ、あるいは地中海風と括れるタイプと言っておきましょう。全体のイメージを統一するという意味で、多少なりとも意識しています。

歌の曲は前回からのものが7曲、これは以前は番号だけで呼ばれていたものが何曲かありましたが、今回は全曲に曲名が付けられています。「星祭」、「ケンタウルス祭の夜」、「星明り」、「水のバラード」(この曲は台本では「水のワルツ」となっていますが、曲調はロッカ・バラードなので勝手にタイトルを変更しています)、「タイタニック」、「揺れる心」、「サソリ物語」の7曲です。原作を知っている方には、タイトルだけで、「あっ、あの場面だ!」とお判りいただけると思います。

今回もう一曲、宮沢賢治自身の作詞作曲による「牧歌」という童謡風の曲が挿入される事になりました。この曲は、歌の部分にダンスの部分を組み合わせて欲しいという注文があり、ダンスの部分を別に作曲するなど、かなりオーバー・アレンジを施しています。この辺は、聴衆の方にとっては、お楽しみに・・・という部分でしょう。

CD-Rのトラック数で数えると36曲、合計70分強もあります。もちろん、汽車の音の効果音だけのトラックとか、同じ曲が再登場する部分などもありますので、36曲作曲したという意味ではありませんが、セリフのバックのBGMも多く、上演時間で言うと2時間ほどにもなる大作です。

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