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2010年7月 3日 (土)

プーシキンの詩による歌曲

100703 この演奏会は日本・ロシア音楽家協会の主催公演です。私は、2007年より会員となっていますが、その主催公演に参加するのは初めてです。

プーシキンは19世紀前半に活躍した詩人・小説家です。日本では「スベードの女王」や「エフゲニ・オネーギン」、「ボリス・ゴドノフ」の原作者として良く知られていますが、ロシア国内ではむしろ詩人として人気が高く、その詩は今でも多くの人に強い影響を与え続けています。当然なのでしょうがロシアの作曲家が作曲したプーシキンの詩による歌曲も数多くあります。このコンサートは、それらの歌曲の中から8曲を取り上げました。作曲家はラフマニノフ、リムスキー・コルサコフ他ですが、日本ではあまり馴染みの無い珍しい作曲家も含まれています。そして、ロシアの歌曲に加えて、日本語訳の詩をテキストにした新作の歌曲を会員の作曲家が作曲し、2曲を並べて同じ歌手が歌う、という今までありそうでなかった興味深い企画になっています。日本語の訳詩をいたしました金子幸彦氏は、日本におけるプーシキン研究の草分けお一人です。金子氏訳によるプーシキン詩集は現在でも岩波文庫版が店頭に並んでいます。

私は企画段階では参加していませんでしたので、参加することになった時はコンサートの形がほぼ決まっていました。詩も、まだ作曲家が決まっていなかった「預言者」という詩を自動的に選択するという形になりました。ちなみにロシア語の歌曲はリムスキー・コルサコフです。でも、「残り物には福がある」のでしょうか、やけにやりがいのある面白い詩が残っていたものです。いや、私自身面白い詩だと感じるまで読み込むのに少し時間が必要でしたので、比較的わかり易い詩が先に選ばれてしまった結果として残ったという事なのでしょう。作曲はこの春、3月から4月にかけてです。歌手の肥田雅宏氏は、実は今まで面識が無かった方なのですが、電話のお声で判断して大体のイメージを固めて作曲いたしました。楽譜を見て、ご本人も「丁度歌い易い音域で嬉しい」というように仰っています。もう作品は仕上がっていますので、あとは基本的に歌手の方にお任せになります。本番の3週間くらい前に打ち合わせがあり、あとは本番直前のリハーサル、ゲネプロというスケジュールになっています。どんな仕上がりになりますか、私自身も楽しみにしています。

本番は2010年7月3日土曜日、午後2時より、場所はカワイ表参道コンサートサロン「パウゼ」です。

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