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2008年9月16日 (火)

9月現在

何も書かないうちに9月に入ってしまいました。実は、作曲と言うのか編曲と言うのか、の作業に追われています。それは、劇団サンブキッズの次回作「夢人党」の音楽です。

今までの流れを整理して書いておかないと、意味がわからなくなってしまいますね。確か7月だったと思いますが、大川氏が突然来訪し、次回作の構想を聞かされました。彼の代表作である「夢人島」をリメイクしようというものです。タイトルもリメイクに合わせて微妙に変化させています。大川氏の方法論は、出演(予定)者の個性に合わせて台本を変化させて行く、というある意味現実的なやり方をとっています。この作品は彼の代表作という事ですので今までに何度も舞台にかけられていて、その都度違う台本が書かれていますし、それに合わせて音楽も変化して来ています。特にある時に大変化があり、一番最近に上演されたものは初演時のものとは全く違ったものになってしまっています。大川氏の今回の構想は、その初演時の形に近いものに戻そうというものだと理解いたしました。変な言い方ですが、お酒を酌み交わしながら話しましたので、綿密な打ち合わせという事とは全く違った内容の会話になっていました。

とにかくその日は初演時の音楽を録音したテープを1本と、台本を本という形(ゲラ版やコピーではなくきちんと印刷製本されたもの)にまとめたものを一冊渡されました。テープを聞いてみると、歌が入っていなくメロディラインがはっきりしませんでしたので、「歌入りの録音はありせんか?」とお伺いをたてました。それに対して、直ぐには返事が無く、7月中に1曲分の譜面を書いただけで、後はそのままになっていました。実は、初演時の記録が行方不明になっていたのですね。「やっと出てきました」という添え書きと共にビデオテープが届いたのが8月下旬になっていたと思います。

ビデオを見てビックリしましたね。とにかく酷い!酷すぎる!。曲を作った人(誰だかわかりませんが)の名誉のために書きますが、歌無しの曲だけを聴いていた時は、けっこう良い曲だったんですね。それが、歌のメロディがわかった途端、「酷過ぎる!」になってしまうのですから・・。まあ、歌詞のイントネーションもアクセントも全く無視、音域は平気で2オクターブ以上行ったり来たり、声を張り上げなければ歌えない音域で、ピアニッシモになったり、逆に歌詞の内容から見れば一番盛り上がるはずのところで、まともに声も出せないような低音が出てきたり・・・。ヒロインの子が声も良くけっこう上手くしかも頑張って歌っているんですが、まあこのメロディを歌うのに四苦八苦していて、はっきり言って音程をはずしまくった下手クソにしか聞こえません。曲だけ聴いてメロディラインが想像出来なかったのは当たり前の事ですね。誰も、この歌詞でこのメロディだなんて思う人いませんよ。

さて、それからが大変です。もともと曲調は悪くないのですから、その雰囲気を残しながら正しい歌のメロディに変えていく作業です。はっきり言って、最初から作曲するよりも10倍は大変ですね。しかし、乗りかかった船、何とかその方針で進めようと試行錯誤している最中です。ウーーム。

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コメント

そうだったのですか・・。

先週末、久しぶりにサンブキッズ行って参りました。
これまでとちょっと色が違うなぁ・・と。
今思えば・・という感じですけど。
作曲家の業って凄いですネ。元がインストだったとは・・
音域や歌詞等は問題なかったように思いますし、ピアノ譜にそういった作品がバッチリ収まってるのが凄いですね~。


唐突にまたお邪魔しております。すみません!
順序が逆になりましたが、「じゃじゃ馬ならし」の大成功おめでとうございました!

完成度の高いステージでしたよね。
子供たちが、それぞれの曲をきちんと捉えて、充分に消化しただけでなく、一人一人がそれを客席に表現してくれていたように思いました。何より素直に楽しかったですし。


また話は戻りますが、
いつも私は、譜読みのお稽古時しか行ってないのですが、音取りの段階で出来る限りのことをやらせて頂こう・・!と、そう思わせて頂ける作品ばかりです。
今後も勝手ながら一方的に楽しみにさせて頂いてます。

ちょっとそれをお伝えしたかったので。


しかしながら、一年中毎週毎週コツコツ稽古に励む子供たちを、日々支えていらっしゃるご関係の方々には、本当にいつも頭が下がるわけでして・・。
私だけが楽しんでて申し訳ないなぁと思いつつ・・。

ごめんくださいませ。

投稿: こせつ | 2008年10月 1日 (水) 01時54分

こせつさん。コメントありがとうございます。

丁度、今楽譜の入力をやっていて、息抜きでフッとインターネットを繋いでしまったところです。今やっているのは7曲目で、歌詞をいただいている分としては最後の曲です。もう一曲くらいあってもいいのでは?と思っていますが、この辺は台本を書く大川さんの考え方次第なので、どうなりますか。

元々の曲はインストという意味ではないです。私の書き方がわかりにくかったかも知れませんね。しかし、歌を知らない人が書いた事だけはハッキリしています。初演時に歌った子は、おそらく喉を痛めたのではないかと思います(良く聞くと声が掠れかかっている感じがします。)。

それはともかく、今やっている最後の曲は、一番大変なのが残ってしまっていますね。曲調はラテンで、何だかピアノ中心のハデなイントロが付いています。この部分も楽譜にしちゃいましたので、覚悟しておいて下さい。今週末の練習に間に合うと良いのですが。

投稿: 管理人 | 2008年10月 1日 (水) 20時49分

もうあと一曲なんですか・・
そちら楽しみに覚悟しておきます(笑

インストは私の早合点でしたネ。
ふと考えると、なおさらビックリです~。

投稿: こせつ | 2008年10月 1日 (水) 23時47分

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