「プログレを語ろう」へようこそ

このブログでは、プログレに関連するアルバムを各回1枚ずつ取り上げています。
 現在は、「英国(含準英国)」「英国以外」という大まかなカテゴリー分けになっています。英国人の主要メンバーがいたり、英国で活動していたりするバンドは、原則として準英国という形で英国の方へ含むようにしています。
 他に企画シリーズとして、「ELPの原曲」シリーズと「スプーキー・トゥースに光を!」シリーズがあります。後者は現在進行中です。

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2010/01/11

Alessandra / I Pooh

Ipooh4 イ・プーの数あるアルバムの中でも、個人的には最も気に入っている作品です。イ・プーは40年を超えるキャリアをもっていますし、その作品はあまりにも数が多く、どのアルバムが最高傑作だなどと言うのはほとんどナンセンスであると言えるくらい質も揃っています。ただ、1つだけはっきりしているのは、このアルバムがリッカルド・フォッリ在籍時の最高傑作であると言う事です。このアルバムは1972年に発表された4枚目のアルバムで、リッカルドはこのアルバム以後にソロ・アーティストとして独立する形でグループを去りましたので、グループの最初の頂点を形作ったアルバムだという事になります。

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2009/12/24

Spooky Tooth に光りを!(関連グループ編) / Foreigner

Foreigner1待望の(?)フォーリナーの登場です。スプーキー・トゥース関連のアーティストの中では最も売れたのがこのフォーリナーでしょう。確かにアルバム単位で言えば、ゲイリー・ライトの「ドリーム・ウィバー」がありますし、知名度や音楽シーンへの影響力を考えればハンブル・パイ、モット・ザ・フープルなどもいるのですが、ことヒットしたかどうか、売れたかどうかという話をする限り、このフォーリナーがダントツであるというのは火を見るよりも明らかでしょう。そして、私はあまり好意的な意味合いでは使えない言葉なのですが、「産業ロック」のハシリというのも確かだと思います。 このデビュー・アルバムが発表されたのは1977年の事です。

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2009/12/13

Welcome to the Pleasuredome / Frankie Goes to Hollywood

Frankie1 普通はプログレとは言われないのですが、ちゃっかりとプログレ的なアプローチを取り入れている典型的なアルバムだと思います。フランキー・ゴーズ・トゥ・ハリウッドは、とにかく80年代音楽シーンを語る上で絶対に欠かすことの出来ないバンドです。いや80年代を代表するグループであると言い切っても差支えが無いでしょう。本来ならば順序が違うのですが、まずはそのプログレ的な部分から書いていきましょう。

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2009/11/09

Cyclone / Tangerine Dream

Tangerine10 このアルバムは、1978年発表の、タンジェリン・ドリームにとって通算10枚目のアルバムになります。タンジェリン・ドリームの数多ある作品の中でも、一際変わった印象のアルバムで、中心人物のエドガー・フローゼ自身が「失敗作であった」と認めている作品でもあります。それでは、駄作なのかと言いますと、ちょっとそれも当てはまりにくい感じがあります。早い話、プログレを聞き始めたばかりで、タンジェリン・ドリームの音楽にあまり馴染みの無い人々には、けっこう受け入れ易い音楽になっていると思います。そしてこのアルバムを最初に聞いて気に入った人が、他のアルバムを聞いて気に入るとは限らない、という危険(?)なアルバムでもあります。

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2009/10/09

Another Green World / Eno

Eno4 名盤のうちに入るでしょう。ただし、どちらかと言うと聞く人を選ぶタイプの作品で、つまり万人向けという感じではありません。又、イーノというアーティストが自己のアイデンティティを確立していく最大の転換点となった作品であるという意味が大きく、作品自体が完成品として優れているという感じはあまりしませんし、到達点でもありません。むしろ未完成品と呼ぶ方が良いかも知れません。それで語弊があるのでしたら、アーティストの思考の変化の過程を知ることの出来る作品と呼ぶ事も出来ると思います。「過程」であるならば当然ながら「完成品」という意味とは違ってくるはずです。

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2009/09/19

Spooky Tooth に光りを!(関連グループ編) / Widowmaker

Widowmaker1b_2ウィドウメイカーは、スプーキー・トゥースの初代ギタリスト、ルーサー・グロヴナーが、アリエル・ベンダーの変名を名乗ったまま1975年頃に自ら結成したバンドです。

ここでは、翌年に発表されたファースト・アルバムをご紹介しようと思いますが、実は私はこのアルバムを持っていません。それどころか、発表当時から現在まで日本盤は出ていないはずですし、現在の入手可能なカタログにも掲載されていません。

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2009/09/17

Sky 2 / Sky

Sky2 どちらかと言うと忘れられている印象の強いアルバムです。現在の評価が不当に低いというべきかも知れません。が、1980年に発表されたこの2枚目のアルバムは少なくともイギリスでは大ヒットし、アルバムはチャートで1位を獲得しています。またシングル・カットされた「トッカータ」も上位ランクに進出していますので、知名度が低いバンドという訳ではありません。それどころか、かなりのスーパー・グループと呼ぶ事も出来ます。結局、オリジナリティが強く適当なジャンルが見当たらないために割を食っているというのが現状なのでしょう。

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2009/09/13

Fine Old Tom / Tom Newman

Tomnewman1 「えっ!こっちなの?」という反応の人がいると思います。もっとも、そういう反応の人は、ここで取り上げたトム・ニューマンが70年代に2枚のアルバムを出していて、1枚はプログレの名盤であり、もう1枚はプログレ・サウンドのアルバムではない事、そして、ここで取り上げたアルバムがそのプログレではない方のアルバムである事を知っている事が前提になります。ただ、よく聞き込めばわかる事なのですが、この2枚のアルバムはどちらもターゲットとなる音楽を決めた上でそれを肴に自分自身の音楽を再構築しているスタイルを持っていて、つまりプログレ精神という言い方をするならば甲乙をつけ難い内容を誇っていると思います。

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2009/08/13

Tic & Tac / Area

Area7 まずほとんどの人が何も期待していなかったところに登場し、やはり期待されていたともの(!?/内実はかなり違っていますが)とは全然違うという事で、典型的なあるいは究極的な期待外れのような散々な言われ方をされる事の多いアルバムです。その実、歴史的な大傑作であるのは間違いないという矛盾に満ちたアルバムでもあります。

1979年に看板ヴォーカリスト、ディメトリオ・ストラトスを白血病で失ったアレアが、その後発表した唯一のアルバムがこのアルバムで、1980年の作品です。

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2009/07/15

Spooky Tooth に光りを!(関連グループ編) / Bloodletting / Boxer

Boxer2 ボクサーは、マイク・パトゥがスプーキー・トゥース崩壊後に結成したバンドです。マイクがプロ・デビューした時に在籍していたグループ、タイム・ボックスと、その後進であるパトゥーとでコンビを組んでいた名ギタリストのオリー・ハルソールと3たび組んだバンドという事になります。このアルバムは、セカンド・アルバムとしてレコーディングされながらお蔵入りになったもので、マイクが急逝した後になってから日の目を見たアルバムです。このアルバムを取り上げるかどうかはかなり迷いました。作品の出来自体はファースト・アルバムの方が上だと思うからです。

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2009/07/10

It Is and It Isn't / Gordon Haskell

G_haskell あらゆる意味で不幸なめぐり合わせになってしまったアルバム・・・このアルバムについて一言書こうとするとこういう言い方になります。

このアルバムを実際に手にとって見た人はそれほど多くは無いでしょう。そしてその中のほとんどの人は自分勝手に過大な期待を抱き、実際に聴いてみて自分勝手に期待外れだと判断し、そのまま放置してしまったという形になっているでしょう。自然な結果として、人々の話題にのぼる事も無く、口コミによって新たなリスナーが生まれる事もほとんど期待出来ない状態になっていると思います。

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2009/07/06

L'Ocian / Atoll

Atoll5 これは1989年に発表されました、再結成されたアトールのアルバムです。4枚目のアルバム「ロック・パズル」が発表されたのが1979年の事ですので、およそ10年ぶりのアルバムです。再結成といいましても、以前のメンバーはギタリストのクリスチャン・ベアの1人だけで、他のメンバーはそれなりにキャリアのある人が多いものの、バンドとしては新しいメンバーばかりです。それで再結成というのもちょっと問題に感じてしまいますが、ヴォーカリストに抜擢されたラウル・レイニンガーという人(この人だけは新人です)の声質が前任者のアンドレ・バルツァーと似ていますので、アトールを名乗りたくなった気持ちはわからないでもありません。

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2009/07/05

Downwind / Pierre Moerlen's Gong

Pmg 1979年に発売されたましたこの作品は、ゴングのレーベル移籍後の初アルバムという事になります。ゴングと書きましたが、このアルバムからピエール・ムーランズ・ゴングと改名していて、どちらかと言うと新しいグループによるデビュー・アルバムと呼ぶべきなのかも知れません。

ただし、音楽自体は数年前の「ユー」発表直後のデヴィッド・アレン他の中心メンバーの脱退による大幅なメンバー・チェンジの時の変化が大きい訳で、それ以降はメンバーが入れ替わる事による漸進的な変化はありますが、芯はそれほど変わっていないと思います。

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2009/06/06

Spooky Tooth に光りを!(ソロ編) / Headin' Home / Gary Wright

Garywright6 1979年に発表されました、ゲイリー・ライトの通算6枚目のアルバムです。ジャケットのデザインが明らかに以前と変わっています。ゲイリーの吹っ切れたような表情からも想像が付きますが、彼のキャリアにとっても最大のターニング・ポイントになるアルバムだと思います。そして・・・・・・

その事に気付いていた人がどのくらいいたのでしょうか?。リアル・タイムでの話しに限って言うならば、それを確信していた人はほとんどいなかったと思います。1979年という年はニュー・ウェイブの全盛期であり、若手のトップ・バンドの中には、コンピューターを駆使したキーボード・ミュージックをやっていたアーティストがかなり存在していて、そんな中で、キーボード・ミュージックという意味では先駆者であったゲイリー・ライトが微妙に別な方向に梶を切っていた事に気付く人がほとんどいなかったのが実際のところだったのでしょう。

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2009/05/18

Octave / The Moody Blues

Mblues8 ムーディ・ブルースの長いキャリアの間には、時としてあまり評価の芳しくないアルバムも存在しています。1978年に発表されたこのアルバムは、その代表的な1枚かも知れません。しかし私は、少なくとも音楽を聴く限りにおいては、このアルバムはグループ史上でもトップクラスの傑作アルバムであると確信しています。そうは言うものの、このアルバムに前後してグループ内外にいろいろとネガティブな要素があった事は確かです。そしてそれに惑わされて、音楽そのものに対する評価を必要以上に下に思ってしまっている人が多いという面はないでしょうか?

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«Treasure Island / Keith Jarrett