「プログレを語ろう」へようこそ

このブログでは、プログレに関連するアルバムを各回1枚ずつ取り上げています。
 現在は、「英国(含準英国)」「英国以外」という大まかなカテゴリー分けになっています。英国人の主要メンバーがいたり、英国で活動していたりするバンドは、原則として準英国という形で英国の方へ含むようにしています。
 他に企画シリーズとして、「ELPの原曲」シリーズと「スプーキー・トゥースに光を!」シリーズがあります。後者は現在進行中です。

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2009/07/10

It Is and It Isn't / Gordon Haskell

G_haskell あらゆる意味で不幸なめぐり合わせになってしまったアルバム・・・このアルバムについて一言書こうとするとこういう言い方になります。

このアルバムを実際に手にとって見た人はそれほど多くは無いでしょう。そしてその中のほとんどの人は自分勝手に過大な期待を抱き、実際に聴いてみて自分勝手に期待外れだと判断し、そのまま放置してしまったという形になっているでしょう。自然な結果として、人々の話題にのぼる事も無く、口コミによって新たなリスナーが生まれる事もほとんど期待出来ない状態になっていると思います。

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2009/07/06

L'Ocian / Atoll

Atoll5 これは1989年に発表されました、再結成されたアトールのアルバムです。4枚目のアルバム「ロック・パズル」が発表されたのが1979年の事ですので、およそ10年ぶりのアルバムです。再結成といいましても、以前のメンバーはギタリストのクリスチャン・ベアの1人だけで、他のメンバーはそれなりにキャリアのある人が多いものの、バンドとしては新しいメンバーばかりです。それで再結成というのもちょっと問題に感じてしまいますが、ヴォーカリストに抜擢されたラウル・レイニンガーという人(この人だけは新人です)の声質が前任者のアンドレ・バルツァーと似ていますので、アトールを名乗りたくなった気持ちはわからないでもありません。

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2009/07/05

Downwind / Pierre Moerlen's Gong

Pmg 1979年に発売されたましたこの作品は、ゴングのレーベル移籍後の初アルバムという事になります。ゴングと書きましたが、このアルバムからピエール・ムーランズ・ゴングと改名していて、どちらかと言うと新しいグループによるデビュー・アルバムと呼ぶべきなのかも知れません。

ただし、音楽自体は数年前の「ユー」発表直後のデヴィッド・アレン他の中心メンバーの脱退による大幅なメンバー・チェンジの時の変化が大きい訳で、それ以降はメンバーが入れ替わる事による漸進的な変化はありますが、芯はそれほど変わっていないと思います。

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2009/06/06

Spooky Tooth に光りを!(ソロ編) / Headin' Home / Gary Wright

Garywright6 1979年に発表されました、ゲイリー・ライトの通算6枚目のアルバムです。ジャケットのデザインが明らかに以前と変わっています。ゲイリーの吹っ切れたような表情からも想像が付きますが、彼のキャリアにとっても最大のターニング・ポイントになるアルバムだと思います。そして・・・・・・

その事に気付いていた人がどのくらいいたのでしょうか?。リアル・タイムでの話しに限って言うならば、それを確信していた人はほとんどいなかったと思います。1979年という年はニュー・ウェイブの全盛期であり、若手のトップ・バンドの中には、コンピューターを駆使したキーボード・ミュージックをやっていたアーティストがかなり存在していて、そんな中で、キーボード・ミュージックという意味では先駆者であったゲイリー・ライトが微妙に別な方向に梶を切っていた事に気付く人がほとんどいなかったのが実際のところだったのでしょう。

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2009/05/18

Octave / The Moody Blues

Mblues8 ムーディ・ブルースの長いキャリアの間には、時としてあまり評価の芳しくないアルバムも存在しています。1978年に発表されたこのアルバムは、その代表的な1枚かも知れません。しかし私は、少なくとも音楽を聴く限りにおいては、このアルバムはグループ史上でもトップクラスの傑作アルバムであると確信しています。そうは言うものの、このアルバムに前後してグループ内外にいろいろとネガティブな要素があった事は確かです。そしてそれに惑わされて、音楽そのものに対する評価を必要以上に下に思ってしまっている人が多いという面はないでしょうか?

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2009/04/09

Treasure Island / Keith Jarrett

Kjarrett2 ジャズ界にもプログレと呼んで良いアルバムやグループはかなり存在していると思います。ウェザー・リポートやリターン・トゥ・フォレバーなどは、プログレ・グループと呼んだとしてもそれほど違和感が無いと思いますし、パスポートなどは変なジャズ・ロック・グループよりも余程プログレ寄りの音楽を演っていると思います。ただ、ここに挙げたキース・ジャレットのアルバムをプログレ的と思っているジャズ・ファンはまずほとんどいないのではないかと思います。なぜここに登場したのかというと、私がプログレを聴き始めた丁度同じ時期にプログレを聞くのと同じような気持ちで聞いていたアルバムである、という単純に個人的な理由によるものです。

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2009/03/26

Contaminazione / Il Rovescio della Medaglia

Rovesciomedaglia このアルバムは、イタリア・プログレの名盤とされています。しかし私自身の感覚では、本当に名盤と呼ぶべきかどうか、かなり微妙だと考えています。一番の理由は、バッハをモチーフにしたというあまり必然性を感じないテーマを掲げた部分に、ある種のいかがわしさが見えてしまうからです。私がクラシックをテーマとしたり引用したりしたアルバムに対してかなり点数が辛いのは、他のエントリーを読んでいただいている方にはお判りいただけていることと思います。さらに、この作品の場合グループ自身のそれまでの流れから考えても、無理矢理にでっち上げたような臭いが立ち込めています。なぜそんな事になったのか、検証してみたいと思います。

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2009/03/20

Spooky Tooth に光りを!(ソロ編) / Touch and Gone / Gary Wright

Garywright5 1977年に発表されました、ゲイリー・ライトの通算5枚目のアルバムです。メジャー・ヒットを生んだ3枚目「ドリーム・ウィバー」からここまでを、キーボード・ミュージック3部作と考えるのが順当だと思います。次のアルバムがどうなるのかという話はそちらに譲るとして、このアルバムもドラムスと控えめなパーカッション以外はキーボードのみで演奏されています。それとは別にバック・ヴォーカルに女性ヴォーカリストが何人か参加していて、以前からあったゴスペル調の雰囲気が増している感じがいたします。前作は非常に内省的な作品だったわけですが、このアルバムは内向的な作品と思います。この微妙なニュアンスの違いを感じていただけますでしょうか。

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2009/03/16

Refugee

Refugee レフュジーは、プログレ史上でも第1級の知名度を誇るバンドだと思います。しかしながら、音楽以外の状況ばかり有名になってしまっていて、音楽そのものについてはあまり多く語られていないバンドだ、という感じが強くしています。音楽について、最初に言わなければならない事は、その音楽を一言で表現する、いわゆるキャッチコピーのようなものが思い当たらないタイプの音楽であるという事です。つまり、音楽を文章で表現しようとするとかなり難しく、一方で音楽以外の話題には事欠かないですので、書きやすい部分を書いていった結果として音楽にあまり触れずに済んでしまった記事が多く存在しているという事なのでしょう。

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2009/02/28

Little River Band

Lrb1 リトル・リヴァー・バンド、「あっ、そういえば」と思う人も多い事でしょう。最近あまり名前を聞く機会が無いのですが、以前はそれなりに知られていたと思います。オーストラリア出身の世界的に売れたアーティストとしては、かなり早い時期のグループです。このバンド以前にもビージーズ等は存在していたのですが、プログレ・サウンドと呼ばれたバンドとしては最初期の存在だったと思います。ただ、プログレ度という意味では、ほとんど同じ時期に登場したセバスチャン・ハーディーの方がずっと上ですので、プログレと呼んでしまうには、多少中途半端なイメージが付きまとっているのも事実です。

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2009/02/23

The Revolutionary Piano of Nichy Hopkins / Nicky Hopkins

Nhopkins0 プログレの元の元を辿って行くとビートルズに突き当たるという事は何度か書いて来ました。この事は多少の異論はあったとしても大筋では広く認められた認識だと思います。そうなりますと当然の事なのですが、ビートルズから本格的なプログレの誕生に至る道のりを繋いでいるアルバムが少なからず存在しているという事でもあります。ピンク・フロイドのファースト・アルバムやムーディー・ブルースの「デイズ・オブ・フューチャー・パスト」等はその代表的な例でしょうが、この2つのバンドはその後プログレ界のビッグ・ネームとして存在する事になりますので、これから書く事とは別です。ここで言いたいのは、後のプログレとは呼ばない位置にもそういうアルバムが存在していて、中には忘れられてしまっているものもあるという事です。このアルバムはそういう意味の代表的なアルバムの1枚と思います。

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2009/01/26

Spooky Tooth に光りを!(ソロ編) / The Light of Smiles / Gary Wright

Garywright4 ゲイリー・ライトの通算4枚目のアルバムです。発売されたのは1977年で、前作「ドリーム・ウィバー」の大ヒットを受け、多くの人に注目され、期待されていた中で発表されたアルバムです。前作で話題になったギターレスのキーボード・ミュージックという形は、当初はほとんど偶然的な産物だったと思いますが、この作品でははっきりと意図されているのがわかります。ギターは全く使わず、基本的にはキーボードとドラムのみですが、ごく一部の曲で小規模のオーケストラが導入されています。ドラムのジム・ケルトナーや、キーボードのデヴィッド・フォスター、スティーブ・ポーカロの参加などは前作と比べても非常に豪華に見えますし、シンセサイザー・プログラマーとして、ジェイ・グレイドン(本来ギタリストですね)の名前が見えるのが笑えます。

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2009/01/08

Arbeit Machr Frei / Area

Area1 どうしてもインターナショナルには見えないインターナショナル・ポピュラー・グループです。最初から何を書いているのかわからなくなりそうですね。これは実際問題言葉の綾にしか過ぎない事です。つまり、アレアはインターナショナル・ホピュラー・グループと自称して、1973年にこのアルバムで登場してきたわけですが、少なくとも日本人がイメージするインターナショナルという言葉とは違っているようです。私たちが普通使っているシンターナショナルは、世界的に通用するグローバルな存在という意味合いが強く感じられるはずですが、そういう感じには見えません。

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2008/11/27

The Cheerful Insanity of Giles, Giles & Fripp / Giles, Giles & Fripp

Ggf 名盤・・・のうちに入るでしょう。そして、これほど名盤らしくない感触の名盤も珍しいのではないかと思います。大御所キング・クリムゾンの前身でもあるジャイルズ・ジャイルズ・アンド・フリップについては、今さら詳しく解説をする必要も無いでしょう。プログレ好きの人の大多数を占めるキング・クリムゾンのファンで、その名を知らない人がいるとは思えません。アルバムが発売されたのは1968年の秋で、キング・クリムゾンのファースト・アルバムが登場する1年足らず前の事です。

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2008/11/01

Music From the Penguin Cafe / Penguin Cafe Orchestra

Pco1 ペンギン・カフェ・オーケストラの記念すべきファースト・アルバムです。ブライアン・イーノのオブスキュアー・レーベルからの1枚として発表されたのは1976年で、オブスキュアーからの10枚の中では、イーノ自身のアルバムとともに、最も話題になったアルバムだと思います。最初のプレス分が売り切れた後、別なレコード会社から再発され、その時にジャケットのデザインが変更され、謎のペンギン男が登場いたします。今では、このペンギン男のキャラクターが、そのユニークなサウンドと共に広く知れ渡っていると思います。

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