CD雑感/英国(含準英国)

2016/08/10

Land of Cockayne / Soft Machine

Softmachine11ソフト・マシーンのラスト・アルバムと目されている作品です。この作品は、私自身その存在を知りながらずっと聞かないでいたものです。何故ならば、少なくとも評判を見聞きする限りにおいては、これほど評判の悪い作品も滅多に無いと言えるほど、最悪なものだったからです。

さて、最近になって「まあ聞いてみようかな」程度の乗りで手にしてみたのですが、聞いてみてびっくりです。ここで聞かれる音楽は、自分の感性にとても近いものだったのです。中には、私が昔作っていて忘れていた曲をふと聞いてみたのではないかと錯覚を覚える曲すらありました。これは少なくとも個人的には尋常な事ではありませんでした。

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2014/12/04

A Tag in the Ocean / Nektar

Nektar21972年に発表されました、ネクターの2枚目のアルバムになります。LPのA面は1曲、B面は3曲あるものの音が途切れる事の無い組曲構成という、いかにも大作主義を前面に露出させた作品です。ネクターのプログレ・バンドとしての側面が明確に顔を出したという意味で、記念碑的な作品ですし、バンドの評価を決定付けた、出世作という意味もあります。

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2014/10/29

Invisible Men / The Anthony Phillips Band

Aphillips8アンソニー・フィリップスが、アンソニー・フィリップス・バンドという名義で、1983年に発表したアルバムです。一連のアンソニーの作品の中では、最もポップス寄りの作品で、問題作と言って良いでしょう。この作品が発表された頃には、プライヴェート・シリーズが始まっていますので、そのを除くと5枚目、合わせて数えますと8枚目のアルバムという事になります。ポップス寄りと書きましたが、全曲が歌入りで(ボーナストラックを除く)、しかもアンソニー自身が歌っているという形は初めてと言って良いでしょう。

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2013/08/08

Mad Shadows / Mott the Hoople

Mottthehoople21970年に発表されました、モット・ザ・フープルの2枚目のアルバムです。モット・ザ・フープルはスプーキー・トゥースのシリーズで登場いたしましたが、分類上はグラム・ロックと言われていますし、音楽的にはブルース・ロックとロックンロールに根差したハード・ロック路線というべきで、あまりプログレの印象はありません。そんな中で、最もプログレの匂いを持ったアルバムが、この「マッド・シャドウズ」だと思います。ただし、バンドのメンバーは後にインタビューで失敗作だったと言及していますし、セールス的にも芳しくなかったアルバムですので、その意味でも失敗作ということになるのでしょう。

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2013/07/26

Far From Home / Traffic

Traffic91994年に発表されました、トラフィックの最終章を記したアルバムです。トラフィックは、1974年に「ホエン・ジ・イーグル・フライズ」というアルバムを出した後、自然消滅的に発展的解消となり、中心メンバーのスティーブ・ウインウッドとジム・キャパルディがそれぞれソロ活動に移行し、特にスティーブ・ウィンウッドはソロとして大ブレイクと言って良い状態になった事は周知の事実です。そのスティープとジムが、90年代に入るかどうかというかなり早い時点からトラフィックとして再び活動しようという構想を暖めるようになり、それが1つの形として結実したアルバムになります。

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2012/12/31

Theme of Secrets / Eddie Jobson

Eddiejobsonこのアルバムは、1985年に発表されました、エディ・ジョブソンのソロ・アルバムです。純粋にソロ名義のアルバムとしては唯一のものです。そして、内容はシンクラヴィアを全面的にフューチャーしていて、エディ自身は直接的には何のプレイもしていません。そのためかどうか、あまり一般的な評価が高いとは言えないと思います。私自身も、先にそういう情報を知っていましたので、買う事をけっこう躊躇していてなかなか買わなかった記憶があります。しかし、実際に聞いてみると予想外に曲が良いのですね。

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2012/12/24

John Barleycorn Must Die / Traffic

Traffic4トラフィックの登場です。自分でも意外だったのですが、トラフィックについてはまだ書いていなかったんですね。弟分のスプーキー・トゥースについて随分書きましたので、こちらも何度か書いたつもりになっていました。 決してど真ん中のプログレではありませんが、プログレ外郭団体の中では超大物中の超大物と呼んで差し支えないでしょう。このアルバムは通算して4枚目のアルバムですが、ブループが存続しているのか解散しているのかわからないような状態で3枚のアルバムを出し、結局自然消滅状態になっていたものが、自然復活したような不思議なアルバムです。私の個人的な見解ですが、「あっ、トラフィックってプログレだったんだ!!」と初めて思ったアルバムになります。

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2012/11/07

Ogdens' Nut Gone Flake / Small Faces

Smallfaces4私は、ごく最近までスモール・フェイセスというグループをこのブログで取り上げようとは思っていませんでした。ここ1年くらいになって、ようやくこのグループの真の実力を認識したという感じです。もちろん、メンバー・チェンジがありフェイセスと名乗るようになってからは昔から聞いていましたし、その改名フェイセスがローリング・ストーンズに匹敵するグループであるという認識はずっと持っていました。しかし、スモール・フェイセスがピートルズに匹敵するグループであったという事は、恥ずかしい話ですが、全然気付いていませんでした。なぜそんなことになったのか・・・・?。私の中でははっきりしています。スティープ・マリオットの喉を締めつけるような発声が、ほんの最近までどうしても生理的に受け付けられなかったからというのが一番の理由です。

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2012/05/15

Too Old to Rock'n'roll : Too Young to Die / Jethro Tull

Jethrotull10 1976年に発表されました、ジェスロ・タルの9枚目のアルバムです。ジャケットにコミック調のイラストを配した、一種変わった趣向のアルバムです。タイトルはもうそのまんまですが、邦題の「ロックンロールにゃ老だけど死ぬにはちょいと若すぎる」というのも、ピッタリとはまっていて好感度大です。セールス的には、少し売れたというくらいで、オールド・ロックのリバイバルの風潮にも乗って、それなりに話題になったものの、従来のファンをかなり面食らわせた面も無きにしもあらず、という感じだと思います。

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2012/02/14

Electric Tepee / Hawkwind

Hawkwind20 ホークウィンドは、私にとってはあまり得意なグループではありません。文字の情報ではかなり知っているはずですが、実際に音を聞いているアルバムが決して多くはないという事です。初めて聞いたアルバムは5枚目の"Hall of the Mountain Grill"で、このアルバムはけっこう気に入ったのですが、他のアルバムを何枚か聞いてみたら、どうもダメでした。はっきり言って、だんだんどのアルバムのどの面を聞いているのかが区別が出来なくなってきてしまったという事です。当初から唯一気に入っていた5枚目について書いても良いのですが、それは後に回す事にして、ここでは、最近になってやっとホークウィンドを見直すようになった、そのきっかけとなったアルバム"Electric Tepee"を取り上げます。

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