CD雑感/英国以外

2016/07/29

In Classic / PFM

Pfmclassicこのアルバムは2013年に発表されたもので、スタジオ録音アルバムとしては、最新のものになります。メンバーは、ドラムスのフランツ・ディ・チョッチョ、ベースのパトリック・ジヴァス、ギターのフランコ・ムッシーダの3人。パトリックだけは少し後から参加していますが、ほぼ最初期からのオリジナル・メンバーと言って良いかと思います。そして、このアルバムでは全面的にオーケストラをフューチャーしています。ご丁寧にオーケストラのメンバーのクレジットが書かれていますが、それによりますと弦楽器(10-8-6-4-3)、木管楽器(3-2-2-2)、金管楽器(3-2-2)、ハープ、ティンパニに打楽器3人、総勢52名、チューバが入っていないくらいで、ほぼフル編成の大オーケストラになっています。

続きを読む "In Classic / PFM"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013/08/28

One Size Fits All / Frank Zappa & The Mothers of Invention

Fz19フランク・ザッパにとって、グループ名義ソロ名義を区別しないで数えると、通算19枚目、1975年に発表された作品です。ザッパの最高傑作がどのアルバムなのか、という事を決めるのは、極めて困難な作業なのですが、その有力な候補の1枚であるのは確かだと思います。実際、ある雑誌のその手のアンケートでも、「フリークアウト」、「アンクル・ミート」と共にベスト3に入っていた事を記憶しています。このアルバムの大きな特徴は、この1枚にザッパの全てが詰め込まれている事に尽きると思います。

続きを読む "One Size Fits All / Frank Zappa & The Mothers of Invention"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013/01/07

Symphony No.6 / Glenn Branca

Branca6このアルバム、もしくは曲について、知っている人はどのくらいいるのでしょうか?。一人もいないという事はないと思いますが、かなり少ないのではないかと思われます。グレン・ブランカという人について、実は私自身あまり良く判っていません。1948年生まれのアメリカの前衛もしくは実験音楽家で、交響曲を調べがつく範囲では10曲発表している、というのが私が把握している情報のほとんどです。どうも正規の音楽教育を受けてはいないような感じがいたします。

続きを読む "Symphony No.6 / Glenn Branca"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012/11/22

Looking Thru / Passport

Passport4個人的な事から先に書きます。私はこのパスポートというグループは、ごく最近まで全く知りませんでした。それは何故なのかという事ですが、分類上はジャズになっていて、しかもジャズ界では異端中の異端のグループなので、なかなか視野に入ってくるような位置には存在していなかったのが大きな理由なのでしょう。それでは、どういう形で知ったのかという話ですが、単にあるCDショップのプログレ・コーナーに並んでいたのを見つけたから、というに過ぎません。そのCDショップの勘違いなのかも知れませんが、案外意図的なものかも知れません。つまり、ジャズ界でどう異端なのかと言いますと、最もプログレッシブ・ロック!に接近した音楽を演っているからです。変なジャズとして売るよりも、プログレとしての方がよほど売れるという判断だったとも考えられます。

続きを読む "Looking Thru / Passport"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012/06/18

Electronic Realizations for Rock Orchestra / Synergy

Synergy1このアルバムはシナジーのファースト・アルバムになります。シナジーというのは一応バンド名の扱いになっていますが、実際はラリー・ファストという人のワンマン・バンド(?)になります。もう少し詳しく書くならば、シンセサイザーのエンジニア・プログラマーとしてそれなりに知られていたラリー・ファストが自身でシンセサイザーを中心としたアルバムを発表する時に特に用いた別名という事になります。という事で、このアルバムは一部メロトロンも使用されていますが、ほぼシンセサイザーのみによる、多重録音の作品になっています。1975年の作品です。

続きを読む "Electronic Realizations for Rock Orchestra / Synergy"

| | コメント (1) | トラックバック (0)

2012/01/30

Stories, Songs & Symphonies / Wallenstein

Wallenstein4 ヴァレンシュタインは、コアなファンの間ではかなり有名なグループです。そして、よほどのマニアではない限りまずその名前すら知られていないグループでもあると思います。ドイツのバンドで、結成は1971年。翌年にデビュー・アルバムを発表し、ほぼ10年ほど活動し、アルバム9枚を残しています。ヴァレンシュタインというグループの一番のポイントは、"The Symphonic Rock Orchestra"と自ら名乗ってしまった最初のグループであるという事に尽きるでしょう。このアルバムは1975年に発表された4枚目のアルバムで、シンフォニック・ロック・オーケストラの名称を一番目立つ所に堂々と掲げています。当人たちにとっては、ある種自信作という意味なのでしょう。

続きを読む "Stories, Songs & Symphonies / Wallenstein"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2011/11/02

A Story of Mysterious Forest / Ain Soph

Ainsoph1980年に発表されました、アイン・ソフのデビューアルバムです。邦題は「妖精の森」なのですが、少なくともジャケットには英語表記のタイトルが書かれています。アイン・ソフの名前は良く知られていると言うべきでしょう・・・か?。とにかく日本のプログレ・バンドの中では最高峰という位置づけになっていると思います。じゃ、一般的なプログレ・ファンにどれだけ聞かれているのか、と言うとそれもまた何とも言えないという現状もあります。

続きを読む "A Story of Mysterious Forest / Ain Soph"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010/08/11

Magentalane / Klaatu

Klaatu5 1981年に発売されていたクラトゥーの5枚目のアルバムです。本拠地のカナダだけで発売されていましたので、ある時期は極めて入手困難な状態でした。それどころか当初は存在自体がほとんど知られていなかったというのが正解に近いかも知れません。このアルバムは最初からラスト・アルバムとして制作されていた、というある種いわく付きのアルバムでもあります。それだからなのかも知れませんが、変に上手すぎるためになかなかわかり難かったクラトゥというバンドの本来の持ち味が一番ストレートに出ている好盤に仕上がっているように感じます。

続きを読む "Magentalane / Klaatu"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010/07/14

Tai Phong

Taiphong1タイ・フォンはフランスで結成されたバンドです。しかし、フランスのバンドであるかどうかと言うのは多少微妙な感じです。何と言っても中心メンバーのカーン・ホー・トン、タイ・ホー・トンの兄弟(名前からしてフランス人ではありませんね)が実はヴェトナム人で、歴代のメンバーにはイギリス人もアメリカ人もいましたし、歌詞は全編英語、よくあるフランス訛りは全く感じられません。つまり、フランスのバンドと呼ぶにはかなり毛色の変わったバンドであり、むしろインターナショナルのバンドし呼ぶのが相応しいと言えます。

続きを読む "Tai Phong"

| | コメント (5) | トラックバック (0)

2010/06/27

No.1 In Heaven / Sparks

Sparks08 スパークスはイギリスのバンドのように思われているように思いますが、実際はアメリカで結成されたアメリカ人によるバンドです。ただし、デビュー当時はアメリカではなかなか受け入れられず、中心メンバーだったメイル兄弟の2人だけでイギリスに渡って再デビューしたところ、大評判になったという経緯がありますので、イギリスのバンドのような扱いになったのも無理もないと事だと思います。ここでは準英国のカテゴリーにするかどうか迷ったのですが、アメリカで結成されたという事を重視して、英国以外の分類にする事にいたします。異論があるかも知れませんが、その点はご容赦願います。

このアルバムは、イギリス時代が一区切りした後アメリカに拠点を戻し、しかしドイツで録音されたというアルバムです。しかもディスコ・アルバムなのですから、リアルタイムでは相当に意表を突いたアルバムでした。1979年の作品です。

続きを読む "No.1 In Heaven / Sparks"

| | コメント (1) | トラックバック (0)

より以前の記事一覧