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04/26/2005

鏡の国のアリス(8)

さて、ここまで来ればラストスパートですね。歌の作曲については、あまりにも締切りまでの期間が無くて、悲鳴を上げた人もいたようですが、とにかく、音は揃いました。それをテープに収めたものを関係者全員に配り、それぞれの役割のイメージを膨らませてもらいました。

まだ触れていませんでしたが、OTOMIL-2以後、OTOMIL-3が作られました。これは、コンセプトが全く異なったもので、レーザー光線を遮ると、それを合図に音と映像が反応するというもので、舞台上にレーザーエリアを設定し、そこへ演技者が入ると、その動きに従って機器が反応するという、いかにも舞台向けのシステムです。これは、すごい効果があったものなのですが、聴衆がどの程度認識していたかは疑問です。演技と音と映像の動きがあまりにもピタリと合っていたのですが(実際、そうなるように作ってあるので、当然の事なんです)、大変なリハーサルを重ねて、ピタリと合わせていたように思った人が多かったようです。

setting1 ここからが、私の出番です。全員の音楽データを集め、それを1つのシステムに統合する仕事です。当時のセッティング表がそっくり残っていますので、その中の1枚を右に表示してみました。これはMIDIのセッティング図で、シーケンサーと音源とをどう繋ぐかというだけの部分です。ちなみに、MIDIチャンネルのセッティングはこれとは別になっています。ちょっと見ればわかりますが、この部分だけで、キーボード5台、音源ユニット7台を接続しています。これは、シーケンサーを用いた音楽の部分だけで、これにプラスして、OTOMIL-2(コルグM1/即興演奏にも使用)とOTOMIL-3(音源の機種不明おそらくE-mu)用の音源、歌手や生楽器(楽器を用いたパフォーマンスも用意されていました)用のマイクも使用し、立体音響も使用しという事で、ずいぶん大掛かりな装置になっていました。この、MIDIの部分の交通整理を私が一手に引き受けました。なまじ、何人かでやったりすると、トラブルが起きやすい部分で、一回トラブルと原因究明から回復までが大変なことになります。おいそれと他人任せには出来ない部分ですね。

本番は、1990年6月2日と3日に計3回公演。6月1日朝からセッティング、セッティングが終わり次第2日の夕方の開場時間までにステリハ(ステージリハーサル)、というかなりハードな日程。会場は「スタジオ200」という場所でした。

15年も前の話なんですね。

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