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05/23/2005

作曲事始(3)

中学時代の作品で、現在も私の作品表に載っているただ1つの作品は、「弦楽四重奏曲」です。正確には、その後にも何曲か書いていますので、自動的に「弦楽四重奏曲第1番」というタイトルに変わる事になります。この作品については別項を立てて書きたいと思いますので、ここでは、それ以外の作品についてです。

作品1の「ピアノ5重奏曲」は、明らかにブラームスとフランクの5重奏曲を聴いて、影響されて書いたものです。と言ってもどちらの曲にも似ている訳ではありませんが、いろいろと手探りで書いている状況は良くわかります。出だしが、「エロイカ」の4楽章に似ていたりして、なかなか笑えます。3楽章形式の終わりまで書いた事に意義があるだけだと思います。

作品2の「交響曲」は、時間をかけてじっくり書いたおかげで・・・・、音楽的には全くバラバラの作品になっています。その時その時の思い付きのようなものが、統制無くくっ付いていて、全く収集不能な作品です。4楽章形式で、2管編成のオーケストラになっていて、1楽章の主部が15拍子になっていたり、調性的に明らかに複調から無調を目指している部分があったり、4楽章でティンパニに主題を演奏させているなど、それなりに工夫しようとしている気持ちはあるようです。全体的にはチャイコフスキーに影響されていると思う部分がかなりあります。曲の出来はともかく、概算で1時間くらいはかかるであろうこの曲を終わりまで書いたという達成感は、大きな自信にはなりました。そういう意義は十分に認められます。

作品3は「ピアノソナタ」で、小学校時代に書いた曲の改定ですが、今見ると完全に改悪になっています。改定前の形の方がまだましです。でも、ソナタ形式に対する理解が深まって、その新しく仕入れた知識に何とか近付こうと苦闘している気持ちだけはわかるんですが。

作品4-1のヴァイオリンとピアノの小品は何かの小中学生向けの作曲コンクールに出すつもりで作ったものです。変にこじんまりして、よそ行きになってますね。作品4-2は合唱曲です。テキストは「ミニヨンに」というもので、どこから持ってきたのか不明です。ただ、ミニヨンはゲーテのミニヨンですから、その手の本を読んで拾ったのは確かです。

作品5が、フルート2本、クラリネット3本とピアノという編成の「ロンド」という題名の作品です。この曲が他と違っているのは、学校内で演奏されている曲だという事です。前の発言でブラスバンド部に入っていた事は書きましたが、ブラスバンドの演目として2年生の時の予餞会で演奏されたものです。ブラスバンド部は、その時の1,2年生が人数があまり多くなく、3年生の人数よりも少なかったと思います。3年生に抜けられてしまうと、予餞会で演奏出来る曲が無く、仕方が無いので、どうしても出たい人を集めてその編成に合わせた曲を書く事になりました。それが、フルート2本、クラリネット3本という変な編成の正体です。この曲は、当然調性的にまともに書かれていますし、それなりにアラは多いのですが、正式に作曲の勉強をしていない中学生の作品としてはかなりの所まで来ているかなという自負はあります。特に、テーマからテーマへ移っていく推移部分が、思いの他良く出来ているのが自慢です。

作品6は、左手のためのピアノソナタですが、これは、ラヴェルの「左手のためのピアノ協奏曲」が作曲された時の逸話を知って、自分も書いてみようと思ったものです。大編成の曲をいろいろ書いた後ですので、思いの他すらすらと進んだので、その意味では楽しかったです。しかし、その頃は、自分で演奏出来ないようなものは書けませんので、中身は推して知るべしです。

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