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05/09/2005

鏡の国のアリス(12)

前回、録音した時は、権利関係が問題となる森本氏の何曲かと、その他にも実現が難しいと感じた何曲かを除いて、再構成するつもりでした。で、新たに1曲歌の曲を作曲いたしました。谷川俊太郎氏のアリスという詩は3部構成になっている事は触れました。舞台の時は、1を森本氏、谷川(賢)氏、角氏が担当し、2を沖田氏、3を私という形でしたが、1と2について、私も作曲してみようとして、まず2を作曲いたしました。1に取り掛かる前に中断しましたので、1曲だけ増えた事になります。1は既に3人分3曲あり、それを先に聞いていますので、やりにくいですね。どうしようか・・とやっているうちに中断になったんですね。

今回CD化を考えるについて、先ず前回やろうとしていた曲を減らした上での再構成という形は止めにして、出来るだけオリジナルに近いものを再現しようという考え方に変えました。権利関係が気になる森本氏の曲については、本人の許諾を得て再録音する形ならば、レコード会社(この場合はソニーですね)の権利には何ら抵触しない事を確認いたしました。私が後から作曲した2を、除くべきかどうかという事も検討しましたが、オリジナルにも即興演奏の部分があり、それを再現するのは難しく、逆に新しい曲が、即興演奏の代わりとして上手く作用しそうでしたので、その曲も含め、MIDIデータとして残っている曲を全曲収録するという形がベストという結論になりました。曲数は全部で29曲、内訳は、角氏、谷川氏、沖田氏の3人は歌1曲、インスト4曲ずつ、私は歌2曲とインストは同じく4曲。森本氏は歌1曲とインスト7曲ですが、イントロとエンディングの2曲は、音色が異なるだけで同じ曲です。

今回の基本的なコンセプトを決めてから、現在手元にある資料の整理に着手いたしました。先ず分厚いファイルノートが一冊、中には、連絡事項や打合せ内容を記した森本氏からの手紙、音楽の一覧表、1曲1曲のセッティング関係を記したシート、シンセサイザー類1台ごとのセッティングシートと、要点を抜き出した覚書、台本2部、曲の進行表、ミキサー用のチャート、シンセサイザー類のプログラムナンバーのチャートと、要点を抜き出した覚書、タイムスケジュール表、MIDIとオーディオそれぞれの配線図、その他のメモ類、に加えてチラシと、谷川俊太郎氏の詩のコピー、いやあ、我ながら良い仕事してますね。

それから、MIDIデータや、音色データのフロッピーディスク類、これはあちらこちらに散在していましたので、ありそうな所を片っ端から探してかき集めました。そして、歌の曲の楽譜、これは、前回作成したものを探し出しました。後は、本番を記録したビデオテープ1本。何か疑問点があれば、資料として使えるでしょう。

作業は、MIDIデータをコンバートして現在使用しているCubase-SX3に取り込む事、音源ユニットを作業用にセッティングする事、Finaleで、歌の曲の楽譜をあらたに製作する事、から始めました。また、ビデオはパソコンに取り入れ、DVDに焼き直しました。これだけ資料が揃っていれば順調に行くと思っていました。実際私の曲は容易に再現出来たんですが、作業を進めるうちに、なかなかそう上手くは行かない事がわかってきました。

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