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05/11/2005

鏡の国のアリス(14)

さて、中古楽器店と言っても、実店舗を構える店はそう多くありません。知っている範囲のいくつかを回ってみましたが、当然ながらそう見つかるはずがありません。従って、ネット上で探す→ヤフオクに行き着くのは必然のコースと言えるでしょう。ヤフオクには、かなりの品揃えがあり、他と比較してもその点ではピカイチでしょう。

ところが、最初に失敗してしまいました。YAMAHAのTX81Zが出品されているのを発見したのですが、谷川氏が使っていたのは、同じくYAMAHAのTX802です。この2つがどう共通していて、どう違うのかがわかりません。YAMAHAのホームページを見てもそんな過去の製品の情報など出てきません。当時のカタログ等でもないかと、いろいろ探したのですが、TX816が最新機種として載っているものが見つかっただけです。さて、オークションの終了時間も迫ってきますし、現在の価格もむしろ安いくらいですので、思い切って落札してしまったのですが、これが失敗でした。

TX81ZとTX802はデータの互換性もほとんど無い、全く別な機種でした。共通点があるとしたら、名機DX-7と同じ音源方式を使っているという事ですが、使っている音源の数が違っているので、互換性なんて話になりません。それならば、紛らわしい名前は付けて欲しくないのですが、そんな事を言っても始まりません。

という事で、仕切りなおしになりましたが、程なくD-50を見付けて落札、ついでに音源モジュール用のラックも手に入れました。ここで又、問題発生です。D-50(D-550でも同じです)を使用していたのは森本氏と谷川氏です。森本氏の使用した音色は全部見付けたのですが(ファイルノートのシートには音色名などの情報も書かれていました)、谷川氏の方が見付からないのです。しかし、谷川氏の他の機材の使用方法を見ると、全く独自のオリジナルな音色を1から製作している様子ではありませんので、別売のカードであろうと見通しをつけました。インターネットはこういう場合結構役立ちます。どのカードにどいうい音色名のものが入っているかが調べられるんですね。という事で、どのカードかの目星をつけ、それをオークションで手に入れました。

こんな感じで失敗や問題もありましたが、YAMAHAのTX802、E-muのPROTEUS/1XR、KURZWEILのK1000、を無事入手する事ができました。これは今の時代だからこそですね。ついでに、間違って買ってしまったTX81Zもオークションに出品したら買い手が付きました。

さて、これで大分目標に近付きましたが、問題は角氏の曲です。彼は、EnsoniqのEPSを使用していた訳ですが、これはサンプラーですので、シンセサイザーとは状況が異なります。彼がいろいろな音を自分でサンプリングしていた事も記憶にありますし、その楽器を手に入れれば彼の音を再現できる、という話にはなりません。ビデオで確認すると、息の音や、鳥の声が出てきます。サンプラーは機種は別ですが、こちらも持っていますし、ビデオがありますので、それを聞いて似た音を作る事を考えました。ところが、ビデオの音は必ずしも良好ではなく、作った音が果たしてどの程度似ているのかの検証が困難です。さらに、ビデオではカットされている曲が1曲あります。どうしたものかと迷っていた時に、角氏から小包が舞い込みました。中には、カセットテープが1本、曰く、角氏の曲を録音したテープが出てきたとの事です。いろいろ探してくれたようです。感謝ですね。これさえあれば、そっくりの音を作ることが出来ます。これでようやく必要なものが揃いました。はっきり覚えていませんが、2月になっていたと思います。

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