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05/12/2005

鏡の国のアリス(15)

やっと、音楽の録音の準備が整いました。CubaseにMIDIデータを移植してありますが、そこにオーディオ・トラックを作成し、後のミキシングの事も考え、原則1音色ずつ別々のトラックに録音しました。何曲か、完全に忘れていて、「こんな曲だったんだ」と改めて感激したものがあった事も付け加えておきましょう。

さらに、当時の再現ばかりでなく、1曲ずつ検証し、音が足りないと感じる曲は(中には、即興演奏の音が別に加わる設定になっていた曲もあって、当然、単独では音が少なめになるように作られています)、新たに音を足したり、音色が古臭いと感じるものは、音色を変えたり加えたりという作業もしました。音色を加えるに当たって絶大な威力を発揮したのが、もともと持っていたRolandのJV-1080です。

この作業は順調に進み、現在、全曲の音楽の録音は出来上がり、ラフ・ミックスも製作してあります。ラフ・ミックスは、曲順を再検討する目的で作りました。何十回か聞き直して、微調整しながら、最善と思う曲順を決定いたしました。ここまでが、本当に現在の状況です。

で、現在大きな問題を1つと小さな問題がいくつか残っています。

小さな問題は、まず、時間が長すぎて1枚のCDでは収まらない事です。全体では87分弱あります。フェイドアウト使用とか数曲カットして1枚に収めようか、2枚組にしようかという話です。これは、2枚組の方に考えは傾いています。それから、1つずつの曲名をどうするかという問題です。台本があり、「アリス登場」とか、「眠りにつくアリス」とかシーンの名前がありますので、これを使うという考え方が良いのでしょうが、サタンという原作に無いキャラクターが登場するなど、台本を知らない人には「?」なものも少なくないので、どうしたら良いかと思っています。それに関連しますが、ライナーの記事がまだ出来ていない事です。関連と言うのは、台本を要約したものを載せた方が良いかどうかという事ですね。作品の解説部分は、ここまでこのブログに書いたものを取捨していけばけっこう書けそうです。

それから、小さな問題の範囲かどうかわかりませんが、谷川俊太郎氏の詩には、『沢渡朔写真集「少女アリス」のために』と書き添えられています。つまり、その写真集に寄せた詩なのですが、ならば、その写真をジャケットなどに使えないだろうか、という話があります。これは当然ながら、交渉次第という話になりますが、そういう交渉事は大変で(大体交渉の連絡先すら判っていないのです)、そこまで踏み切れないでいます。写真を使わなければそれで済む話なのですが。

さて、最大の問題は、歌の録音の目処が立っていない事に尽きます。実は、妻が歌手ですので頼むつもりでいたのですが、なかなか歌ってもらえません。体調不良で休業中という事なのですが、その原因が両親の介護から来る事ですので、問題は単純ではありません。体調回復まで待っていると、どのくらい時間がかかるか見当が付きません。ですので、違う人に頼む方が良いかどうか見極めようとしているところです。ただ、題材が「アリス」ですので、どんな声質でも良いという訳にはいきませんし、音楽自体も難しく、かなりの実力が要求されるものです。自薦でも他薦でも、「我こそは」という方がいらっしゃいましたら、連絡いただければと思います。「この人の声ならば」という人が見つかるのならば、そう動く事も視野に入れています。

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