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10/06/2010

バンドと共に(8)

夏のジョイント・コンサートに3つのバンドが出る事になった話は前回いたしました。1つはステージ・フライト。1つは私と康雄くんが参加した即席バンド。もう1つはギターの浦田泰宏くんとキーボードの上野耕路くんが中心となったバンドでした。浦田くんと上野くんの2人は、実は私にとっては高校の後輩でこの時期よりもかなり以前からの知り合いでした。と言うよりも、以前はクラシック系の関係の付き合いでしたので、思わぬところで再開したという形になります。2人ともこの時点ではまだアマチュアと呼ぶべき段階だったと思いますが、後にはプロとして活躍していますので、名前をご存知の方もいらっしゃることでしょう。また2人とはこの時以後もいろいろな機会で別々にですが再会しています。お互い音楽家として活動していればある意味必然なのかも知れません。

さて、康雄くんが中心となった即席バンドの方ですが・・・・。

その頃康雄くんは、1年前とは音楽的な志向がガラリと変わってしまっていました。いろいろ理由はあると思いますが、少なくともこの時期の康雄くんはプロのギタリストを目指して頑張っていた事は確かで、いわゆるギター・ヒーロー型のギタリストに視線が移っていったというのが真相なのでしょう。本人にとっては当然のコースだったのだと思います。

この即席バンドはカバー曲ばかり取り上げていましたので、曲目を並べればわかる人はよくわかる事だと思います。この時の曲は耳コピをしたノートが残っていますので、大体は判ります。ただしノートはメモ書き程度のものが多く、曲名も書いてありませんので100%判読は出来ません。まず、本番のセットリストですが、サンタナの「テイク・ミー・ウィズ・ユー」、それからスタッフの「ウォント・サム・オブ・ディス」、ジミヘンの「リトル・ウィング」のデレク・アンド・ザ・ドミノス・ヴァージョン、シーレベルの曲(曲名が不明です)、スティービー・ワンダーの「哀しみの恋人達」のジェフ・ベック・ヴァージョン、同じくジェフ・ベックの「スキャッターブレイン」となっています。6曲では少ないようにも見えますが、演奏時間の長い曲ばかりですので40分くらいのステージにはなると思います。ノートには他に何曲かあり、曲が判明したのがジェフ・ベックの「エア・ブロワー」、「ソフィー」、スタッフの「ハウ・ロング・ウィル・イット・ラスト」です。他にもあるのですが、キーボードのフレーズだけしか書いてなくて、肝心のギターのメロディが書いてありませんので、曲を判断するのが至難の技です。曲名くらいメモしておけば良かったですね。こうして見ると、一見バラバラのようにも見えますが、一曲を除いてフュージョン・タイプのギター・インスト・ナンバーが並んでいる事になります。とにかく、私の立場から言えば、マックス・ミドルトン、リチャード・ティー、トム・コスター、チャック・リーヴェル、ヤン・ハマーという、名立たるツワモノ共のプレイを片っ端から耳コピしたわけで、大変な勉強にもなりましたし、何よりも自慢すべき事ではないかと思います。特にチャック・リーヴェルはこの時から現在まで大好きなロック系ピアニストのベスト5にランク・インし続けています。

即席バンドの事ばかり先に書きました。このバンドは内実はともかく(和気藹々とした雰囲気でやっていたと思います)1回限りの約束のバンドでしたので、予定通りコンサートをもって完了となり、従ってこれ以上書く事がありません。さて、肝心のステージ・フライトの方はどうなのかと言いますと、こちらは実は大変な転換ポイントに差し掛かっていました。そのお話は次回に。

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