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10/03/2010

バンドと共に(7)

私の作詞作曲としては処女作にあたる"Love Sketch"につきましては前回書きました。翌年の冬だったと思いますが、バンドのメンバーには披露いたしました。メンバーの反応は概ね好意的だったのですが、結果としてバンドの曲として演奏する機会はありませんでした。私自身が作詩の下手さ加減に辟易していて積極的に演奏したがらなかったのが大きな理由です。私の曲ですので、私がヴォーカルを取るべきという話になったのも少なからず閉口いたしました。その頃の私はロック・バンドでヴォーカルを取るという覚悟はまだ出来ていませんでした(その後も似たり寄ったりなのですが)。

そんな訳で、私はバンド活動と平行して詩を探すという事を考えましたが、本屋で詩集などを探してみてもなかなかバンドで使えそうな詩がある訳でも無く、何となくずるずると日を過ごす事になり、なかなか次の作品という形になりませんでした。

ただ、ひょんなところから1つだけ詩が見つかりました。ある日メンバーと話をしていた時の事ですが、高橋/高澤のコンビによる「ノースウィンド」という曲の詩に初稿(原案と呼ぶべきかも知れません)があるという話題が出ました。見せてもらうと、タイトルも「冬の日」となっていて少なくとも言葉そのものについては全く別の詩です。字数が揃っていない場所があるくらいで、詩として特に悪いとは思いませんでした。今考えれば、この詩がボツになった一番の理由はサビが無かったという事なのだと思います。私自身はそういう事はあまり気になりませんでしたので、さっそくその詩に曲を付けてみたいと申し出ました。それが私の2作目のポピュラー系の作品という事になります。ただ、この曲がいつ頃出来たのか、はっきり覚えていませんし、結果としてはバンドでは演奏しませんでした。曲調が合わなかったというのが大きな理由です。隠しても仕方がありませんので書きますが、この曲はキング・クリムゾンの「エピタフ」に影響を受けている面があり、早い話70年代のエリック・クラプトンやザ・バンドを目標に演奏しているバンドでどうやって演奏するの??という事なのですね。

さて、私自身はこういう形で試行錯誤の状態でしたが、バンドはアマチュア志向(少なくともリーダー格のヒロシ兄さんはそういうつもりでした)のバンドらしく月に1,2回というペースでスタジオでの練習を続けていたと思います。このペースでは、あまり新曲が増えるということにはなりませんでしたが、高橋/高澤のコンビの作品は2~3曲ほど増え、ギターの康雄くんも1曲新しい曲を持ってきました。実は、この時期の作品郡が、結果的にステージ・フライトの代表作が揃っていた事になります。特に高橋くんの詩が、内容的に格段の進化をとげていたのが大きかったと思います。

さて、その年の夏にジョイント・コンサートが開催される事になりました。このコンサートの企画は康雄くんが中心となって進められていたと思います。ステージ・フライトの他にはタイバンが2つ出演する事になり、1つは・・・バンド名を覚えていないので困るのですが、ギターの浦田泰宏くんとキーボードの上野耕路くんが中心となっていたフュージョン・バンド、もう1つは、康雄くんが中心となって結成した即席バンドで、キーボードは私が康雄くんから頼まれた形で参加いたしました。即席バンドですので、やはりバンド名も覚えていませんし、あと2人のメンバーも覚えていません。記憶力の無さはもはや一種の病気ですね。ともかく、私の立場から言えばステージ・フライトから離れた形でもう1つのバンドが始動した事になります。

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